志布志城

概要

志布志城しぶしじょうは、鹿児島県志布志市に位置する山城で、鎌倉時代に築かれたとされています。この城は、戦国時代から江戸時代にかけて多くの戦乱の舞台となり、島津氏の支城として機能しました。

歴史背景

志布志城は、鎌倉時代に島津氏の祖である島津忠久によって築かれたと伝えられています。戦国時代には島津氏の勢力拡大の要として重要な役割を果たしました。特に1587年の豊臣秀吉の九州征伐の際には、島津氏の抵抗拠点の一つとなりました。江戸時代には薩摩藩の支城として機能し、1868年の明治維新まで使用されました。明治維新後は廃城となり、現在は城跡が公園として整備されています。

建築の特徴

志布志城は山城であり、標高約70メートルの丘陵地に築かれました。自然の地形を利用した堅固な構造が特徴で、城郭は本丸、二の丸、三の丸から成り立ちます。特に石垣と堀が見事で、防御力の高さを物語っています。本丸には天守閣はなく、城郭全体が防御のための要塞として設計されていました。

名所・見どころ

  1. 本丸跡 – 城の中心部分で、当時の規模を感じられる場所。
  2. 石垣 – 自然の地形を活かした見事な石垣が残されています。
  3. 堀跡 – 敵の侵入を防ぐための堀が見どころ。
  4. 二の丸跡 – 城の主要な建物があった場所で、歴史の息吹を感じることができます。
  5. 志布志城歴史資料館 – 城跡に隣接しており、城の歴史や発掘品を展示しています。

志布志城は、鎌倉時代から江戸時代にかけて重要な役割を果たした山城です。その石垣や堀の構造、自然の地形を活かした防御策は見どころです。城跡は現在公園として整備され、歴史散策を楽しむことができます。志布志市を訪れた際には、ぜひ志布志城の歴史と風景を堪能してください。




営業期間 24 時間営業
所在地 鹿児島県志布志市志布志町帖6380
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